合成ポリマーとは、ポリマー様の大きな分子サイズを持った高分子の合成物質の事。
一般的に合成樹脂、合成セルロース、合成オイルなどを指します。
ビニールやラップなどのように、どこまでも繋がっているような物をイメージして頂くと分かりやすいかと思います。
化粧品で言うと、ジェル基材などに多く使用されます。
合成ポリマーを化粧品に使うと、肌の表面でコーティングするように肌を覆い、しっとりしたような満足感とツルツルとした感触が得られます。
安くて強力な感触改善力があるため、最近好んで使われる成分でもあります。
合成ポリマー自体に毒性などはありません!
ただし、シリコン系のように落ちにくい合成ポリマーは、洗い流す際に強いクレンジングが必要になるため、肌荒れの原因になることがあります。(→ノンシリコン)
また、肌の表面を覆い、強いしっとり感やツルツルした感触が得られてしまうため、肌の乾きに気付かずインナードライなどになるケースも多く見られるようです。
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CHECK!
- 合成ポリマー不使用の理由って?
合成ポリマーの化粧品成分名や表記!種類や見分け方は?
ではではつぎに、合成ポリマの成分名や表記、簡単な見分け方について!
合成ポリマーの種類は、ざっくり分けると…
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合成ポリマーの種類
- シリコン系ポリマー
- ジェル(水溶性ポリマー)
…の2種類があります。
合成ポリマーはかなりの数があるのですが、成分名や表記に特徴があります!
シリコン系ポリマーは、末尾に○○メチコン、○○クロスポリマーという成分名のものが多いのが特徴。
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シリコン系ポリマー
- 〇〇メチコン
- ○○クロスポリマー
そして、化粧品の成分名に○○ポリマーやアクリル○○、アクリロイル〇〇、カルボマーという成分があれば、それは水溶性ポリマーです。
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ジェル(水溶性ポリマー)
- 〇〇ポリマー
- アクリル〇〇
- アクリロイル〇〇
- カルボマー
クロスポリマーとは?毛穴や肌への影響は?
ではでは、最後にクロスポリマーについてちょっとだけ!
クロスポリマーとは、シリコン系ポリマーを細かくして粉末状にしたもの。
シリコン系ポリマーと同じく水をはじく性質があり、汗や皮脂、化粧崩れを防いでくれます。
しかも、肌全体をコーティングしてサラサラの肌触り生み出すので、メイクアップアイテムに配合されることの多い成分!
このクロスポリマーについて、最近多いのが…
「クロスポリマーが毛穴を詰まらせると聞いたのですが、本当ですか?」
「クロスポリマーの肌への影響は?」
…そんな質問です!
こちらはクロスポリマー自体に、毛穴を詰まらせるような特性はありません。
ただし、水をはじいてしまい洗い落としずらい性質があるので、しっかり洗い流さないと肌がコーティングされたままの状態になります。
この状態を、毛穴が詰まらせると表現しているのかもしれないですね。
そして、クロスポリマーの肌への影響について!
こちらは、やはり落ちにくい点が問題になります。
落ちにくいということは、強い洗浄力のクレンジングが必要になるということ!
長く使い続けると、乾燥肌や肌荒れ、敏感肌の原因になりかねません。
肌のことを考えれば…
落ちやすいメイクにして、肌に優しい石鹸などでクレンジングと洗顔を一度で済ませるのが理想です!
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