健康なお肌の細胞は、約28日ほどの周期で入れ替わり、新陳代謝を繰り返しています。(→ターンオーバー)
不全角化とは、このターンオーバーの周期が極端に早まり、お肌の表面が未熟な細胞で形成されてしまう事を言います。
(→反:角質肥厚)
肌細胞は、基底層→有棘層→顆粒層→角質層と成長しながら徐々に押上げられ、角質層の表面に達する頃にはしっかり成熟し、最前線でお肌を守る働きをしています。
この最前線の角質表面の細胞は、メイクやクレンジング、スクラブ洗顔などのお肌の酷使で乾燥状態にあったり、強い刺激を受けたりすると、予定よりも早く剥がれ落ちてしまいます。(→スクラブ)
すると、お肌は仕方なくまだ未熟な細胞を表面に押し上げるのですが、この細胞は未熟なために保湿機能やバリア機能が充分ではありません。
このため、角質表面の乾燥が進んでしまったり、炎症や敏感肌のような症状になってしまったりして、さらに速く角質が剥がれ落ちていきます。
このような悪循環を繰り返した結果、お肌の表面に未熟な有核細胞で角質の表面が形成されるようになってしまいます。
この状態を不全角化と言います。
(→関連:ビニール肌、角質培養、夏の肌悩みランキング!夏の肌トラブルの原因とスキンケア対策、肌のキメを整えるスキンケア!キメを復活させて取り戻す方法は?)
なお!
不全角化を繰り返すと、お肌のキメがなくなって、ついにはビニール肌と呼ばれる状態になってしまいます。
この辺りの詳細は、下記のページからどうぞ!
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