タール色素とは、化粧品や食品に使われる合成着色料の事!
タール系色素とも呼ばれ、化粧品や食品の成分で見かける、『赤色○号』や『黄色○号』などの成分です。
元々は、石炭から得られるコールタールから、酸性タール色素(アゾ色素)が合成されたため、タール色素という名前が付いています。
現在では、石油から得られるナフサを原料に作られる石油由来成分となっています。
安価で変質しにくく安定性があり、発色が良い事などから、化粧品や食品だけはなく、医薬品や工業製品全般などたくさんの用途で使われています。
ただし、タール色素の中には、毒性や刺激性が認められている物も多く、その危険性が叫ばれています。
また、化粧品の口紅やリップ、アイシャドウやチークなどに配合されているタール色素が、色素沈着の原因にも!
唇や目尻に多い赤黒い色素沈着は、タール色素とクレンジングの合わせ技のケースが多いようです!
このため、薬機法や食品衛生法などで、食品や化粧品医薬品に使用できるタール色素は、安全性の高いとされる物に制限されています。
日本では、化粧品の場合、旧表示指定成分とされ、化粧品全体では約80種類、口紅では約60種類が許可されています。
(→旧表示指定成分)
また、食品用タール色素としては、12種類が許可されています。
ちなみに、当店の化粧品は、もちろん他の添加物同様タール色素も不使用です!
化粧品に使われているタール色素一覧
化粧品に使えるタール色素は、以下の83種類です。
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すべての医薬品、医薬部外品、化粧品に使用できるもの(11種類)
- 赤色2号
- 赤色3号
- 赤色102号
- 赤色104号
- 赤色105号
- 赤色106号
- 黄色4号
- 黄色5号
- 緑色3号
- 青色1号
- 青色2号
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外用医薬品、外用医薬部外品、化粧品に使用できるもの(47種類)
- 赤色201号
- 赤色202号
- 赤色203号
- 赤色204号
- 赤色205号
- 赤色206号
- 赤色207号
- 赤色208号
- 赤色213号
- 赤色214号
- 赤色215号
- 赤色218号
- 赤色219号
- 赤色220号
- 赤色221号
- 赤色223号
- 赤色225号
- 赤色226号
- 赤色227号
- 赤色228号
- 赤色230号の(1)
- 赤色230号の(2)
- 赤色231号
- 赤色232号
- だいだい色201号
- だいだい色203号
- だいだい色204号
- だいだい色205号
- だいだい色206号
- だいだい色207号
- 黄色201号
- 黄色202号の(1)
- 黄色202号の(2)
- 黄色203号
- 黄色204号
- 黄色205号
- 緑色201号
- 緑色202号
- 緑色204号
- 緑色205号
- 青色201号
- 青色202号
- 青色203号
- 青色204号
- 青色205号
- 褐色201号
- 紫色201号
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粘膜に使用されることがない外用医薬品、外用医薬部外品、化粧品に使用できるもの(25種類)
- 赤色401号
- 赤色404号
- 赤色405号
- 赤色501号
- 赤色502号
- 赤色503号
- 赤色504号
- 赤色505号
- 赤色506号
- たいだい色401号
- たいだい色402号
- たいだい色403号
- 黄色401号
- 黄色402号
- 黄色403号
- 黄色404号
- 黄色405号
- 黄色406号
- 黄色407号
- 緑色401号
- 緑色402号
- 青色403号
- 青色404号
- 紫色401号
- 黒色401号
食品に使われているタール色素一覧(12種類)
食品に使えるタール色素は、以下の12種類です。
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食品に使われるタール色素一覧
- 赤色2号
- 赤色3号
- 赤色40号
- 赤色102号
- 赤色104号
- 赤色105号
- 赤色106号
- 黄色4号
- 黄色5号
- 緑色3号
- 青色1号
- 青色2号
※参考 研究発表(外部リンク PDF)
肝臓の中毒性病変による食品添加物の毒性と安全性評価
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