スマホのブルーライトが日焼けやシミの原因になるって本当?嘘?
先日、お客さまから、こんなお問い合わせを頂きました。
最近、ネットやSNSなどで、スマホのブルーライトが日焼けやシミの原因になるという記事を見かけます。
これって、本当なんでしょうか?
嘘だという話もあるようなのですが、スマホを使う時間が長いので、少し不安です。
話の真偽や対策など、詳しく教えて頂けたら嬉しいです。
確かにここ最近、ブルーライトがあまり肌に良くないなんて記事、見かけますよね?
しかも、それが本当か嘘かハッキリしない!なんてなると、なおさら気になってしまうかも?
っという事で、このページでは!
スマホのブルーライトが、日焼けやシミの原因になるって本当?嘘?
なんて事について、論文などの確かなデータをもとに簡単にまとめました。
3分ほどで、簡単に読めるかと思います。
どうぞ、最後までおつき合いください!
ブルーライトが日焼けやシミの原因になるって本当?
まずは、ブルーライトが、 本当に 日焼けやシミの原因になるの?っていうお話!
ズバリ結論から言ってしまうと、実はコレどうやら本当なんですよね。
2014年に、フランスのニース大学の研究チームが、ブルーライトと日焼けの関係について論文を発表しています。
実験では、同じ強さ・同じ量のブルーライトと赤い光を、肌に当てて反応を比べたそうです。
その結果、なんとブルーライトを当てた方だけ、肌が色素沈着を起こしてしまったそうです。
そして!
日本の化粧品会社が、さらに実験を重ねた結果、こんな事が分かってきたそうです。
-
POINT!
- ブルーライトをあてると、1時間以内に肌が変色し始める
- その色素沈着が、3週間~3ヶ月残る場合がある
- 高いエネルギーのブルーライトほど、肌の変色も濃くなる
やっぱり!
ブルーライトは、日焼けやシミの原因になる!っていう事ね?
どうして嘘ってウワサがあるの?
っとこんな感じで、 ブルーライトが 日焼けやシミの原因になることが分かりました。
でも、こんなにしっかりした論文や研究結果があるのに、どうして嘘なんていうウワサが立ってしまったのでしょうか?
理由は、どうやら2つあるようです。
-
POINT!
- 実験で使われたブルーライトが、とても強い光だったから
- 日本で研究結果を発表したのが、化粧品会社だったから
じつは、日本の実験の方で使われたブルーライトは、真夏の3時間分の太陽光に相当する強さだったんですね。
それで「そんなに強いブルーライトと、スマホやパソコンの弱いブルーライト、何の関係があるの?」っという感じになってしまったようです。
さらに、その研究結果を発表したのが、化粧品会社だったこともあって。
「もしかして、こじつけ?」なんていう、変な噂や憶測を呼んでしまったようです。
でも、よくよく考えてみれば・・・
実験に強い光を使うのは、ハッキリとした結果を早く出さなければいけないからですし、研究発表をするような大きな会社が、こじつけの実験なんか社会的に出来ませんよね?
確かに、スマホやパソコンの弱いブルーライトでは、肌に大きな影響は出ないかもしれません。
でも、実験結果から考えると、 多少なりとも影響があるのは確かなようです!
ここは念のため 、何らかの対策を打っておくのがベターかもしれませんね?
そこで!
スマホの設定と食事のインナーケアで、お手軽&確実な対策をしましょう!
スマホの設定でブルーライト対策
ブルーライトで、私達に一番関係しているのがスマホ!
1日トータルすると、けっこうスマホを眺める時間って長いですよね?
そこで!
スマホの設定で、ブルーライトをカットしておきましょう!
iPhoneにも、Androidにも画面を暖色系にして、ブルーライトをカットする機能がついています。
iPhoneの場合
Night Shift(iOS 9.3以降)
「設定」→「画面表示と明るさ」→「Night Shift」
ここで時間や色温度などを設定できます。
Androidの場合
読書灯/Night Light/ブルーライト軽減フィルターetc.
Androidの場合、機種によって仕様が違って来ます。
「設定」→「ディスプレイ」またはクイックメニューの中に・・・
「読書灯」「Night Light」「ブルーライト軽減フィルター」など、ブルーライトをカットする機能があるかと思います。
ブルーライトカット機能がない機種の場合は、Twilightなどの無料アプリをお試しになると良いかと思います。
インナーケアでブルーライト対策
皮膚科医の世界的権威であるハワード・ミュラド博士によると、食事によるインナーケアや体質改善で、ブルーライト対策が出来るそうです!
-
CHECK!
- シミができやすい人の特徴は?シミ体質を改善する食事と習慣
なんでも、緑黄色野菜やフルーツがかなり有効なんだとか。
※参考
【警告】スマホやPCで“完全に日焼けする”ことが判明、コラーゲンも破壊! 米超有名ドクターがスキンケアの新常識を提唱!
ルテイン豊富な緑黄色野菜を多く摂る
緑黄色野菜の中でも、とくに注目の成分はルテイン!
抗酸化作用が高く、ブルーライトに有効なんだそうです。
ルテインを多く含む、パセリやほうれん草にブロッコリー、カボチャやにんじんなどを意識して摂りたいところですね。
フルーツを多く摂る
さらに、博士によると・・・
『フルーツは天然の日焼け止め』・・・こんな風にお話されています。
『紫外線を抑える数値SPFを20%も上昇させるといい、「これらは天然の酸化防止剤と抗炎症薬なんです。光からの損傷を最小限に食い止めてくれます」』
毎日の生活の中で、フルーツを積極的に摂って、上手にブルーライト対策したいところですね。
ではでは、次は!
目の周りの色素沈着は、どうやって対策するの?なんてお話です!
動画での解説
この記事の監修:日暮芳久(ヨシ)
スキンケアアドバイザー
1999年バリ島に渡り、美容グッズや化粧品販売・貿易会社を設立。その後2009年、日本にて化粧品販売会社『ピュアノーブル』を設立、オーガニック化粧品ブランド『マザーウッドシリーズ』を立ち上げ現在にいたる。
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