ラメラ構造とは、何層にも重なった液晶構造のこと。
人の体では、角質の重層構造を指します!
(→角質層)
角質層は異物から肌を守るために、水の層と油の層が交互に何層にも配置されています。
この構造をラメラ構造と言います。
(→細胞間脂質)
ラメラ構造とセラミド
肌の中でラメラ構造を形作っているのは、細胞間脂質のセラミドです!
「セラミドは肌の潤いのもと!」なんて話よく聞きますよね?
セラミドには、油とくっつく部分と水とくっつく部分があります。
その両方をうまく使って、水の層と油の層を形作ります。
この水と油の層で肌を守るだけでなく、肌を潤す働きもしている訳ですね。
こんな感じで角質層とセラミドは、肌のバリア機能と保湿機能を果たしているわけですが…
ラメラ構造は、その両方の機能に最適な形を持っています!
例えば、バリア機能で考えれば、細胞の間をすり抜けようとする異物は、固形では難しく液体または液体に混ざって浸透&侵入する場合がほとんどです。
その際、油性の液体(異物)は水の層で弾き、水性の液体は脂質の層で弾きます。
そして、何層も重ねることで雑菌などの侵入を防ぎ、さらに水分の膜を張ることで熱気や冷気などからもお肌を守っています。
さらに、油分と水分の膜で、体内やお肌からの水分の蒸発を防いでいます。
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ラメラ構造の役割
- 水分の層と油分の層で異物や雑菌の侵入を防ぐ
- 水分の層で熱気や冷気からお肌を守る
- 水分の層でお肌の水分蒸発を防ぐ
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