エラスチンとは？

エラスチンとは、真皮層のコラーゲン繊維を束ねているヒモ状のタンパク質のこと！
（→コラーゲン）

真皮の約70％を占めるコラーゲンに比べて、エラスチンは約2〜5%とごく僅か。

でも、図のように網目状のネットワークを形成するコラーゲン繊維同士を、結束帯のようにしっかりと結びつけ、支える事で肌のハリと弾力を生み出しています。

さらに、真皮の他にも、靭帯や動脈など、強い弾性と剛性が必要な組織も、実はエラスチンが主成分！

このためでしょうか？
膠原線維と呼ばれるコラーゲンに対し、エラスチンは弾性繊維なんて呼ばれたりします。

さてさて、そんなこんなで肌のハリと弾力の元になっているエラスチンですが、しつはコラーゲンとともに線維芽細胞というところで作られています。

ところが、この線維芽細胞、２０代後半から３０代になると徐々に動きが鈍くなり、４０代を過ぎるとさらに働かなくなってしまいます。
(→フリーラジカル)

このため、真皮層では、コラーゲン・エラスチンともに減少して行きます。

結果、コラーゲン繊維自体が減る上に、エラスチンが束ねていたコラーゲン繊維が緩み、網目状のネットワークが崩れ、肌は従来のハリと弾力を保てなくなります。

こうして、肌に発生するのが、タルミとシワです。

紫外線やストレス、糖分や脂質の摂り過ぎなど、様々な要素も関係しますが、４０代を過ぎると肌にシワやタルミが目立つようになるのは、エラスチンやコラーゲンの減少による部分が多いという訳ですね。
（→光老化 , 糖化 , カルボニル化）

っという事で、どうやらエラスチンは、エイジング対策を考える時に鍵を握る要素の１つと言えそうですね？

エイジングケアには、基礎化粧品を使った保護＆保湿とインナーケアを組み合わせるケアが大切です。

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