今回のテーマは、ストレスによる肌荒れについて!
「ストレスで肌の調子が悪い。」「もう肌ボロボロ!」
そんな経験って、けっこうありがちですよね?
じつは、最近の研究では、ストレスが「肌荒れ」や「肌のかゆみ」の原因になる!って事が、ハッキリ分かっています。
ただ「原因が分かっても、ストレスじゃ対処のしようがない…。」
なんて方も多いのでは?
そこで今回は、ストレスが原因の肌荒れ対策について、簡単にまとめました!
ヨシ
3分ほどですぐに読めるかと思います。
ぜひ最後までおつき合いください!
ストレスで肌荒れになるのはなぜ?
さてさてまずは、ストレスでなぜ肌荒れになるの?なんてお話から。ズバリ結論から言ってしまうと、ストレスで肌荒れになる理由は、次の2つ!
ストレスで肌荒れになるのはなぜ?
- 自律神経が乱れて肌荒れになる
- ホルモンバランスが崩れて肌荒れになる
自律神経と肌荒れの関係って?
まずは、自律神経と肌荒れの関係について!
人がストレスを感じると、交感神経が優位になります。
すると、血管が収縮し、肌が血行不良になります。
肌が血行不良になると、くすみや目の周りのクマなどの肌トラブルに繋がります。
さらに、ターンオーバーが乱れたり、栄養の供給が滞ったりして、肌荒れしやすくなってしまいます。
つまり、ストレスで肌荒れなってしまう流れは、こんな感じ!
自律神経と肌荒れの関係
- ストレス → 交感神経優位 → 血管収縮 → 血行不良 → ターンオーバーの乱れ → 肌荒れ
※参考(外部リンク)
肌の不調に直結するストレスを軽減する方法
ホルモンバランスと肌荒れの関係って?
ではでは次は、ホルモンバランスと肌荒れの関係について!
ストレス状態や交感神経が優位な状態が長く続くと、ホルモンバランスが乱れて来ます。
ストレスホルモンが、大量分泌されてしまう訳ですね。
ストレスホルモンが増えると、免疫機能が急激に低下します。
その結果、肌はちょっとした刺激でも、肌荒れや肌トラブルを起こしやすい状態になります。
つまり、こんな流れでしょうか…
ストレスホルモンと肌荒れの関係
- ストレス → ストレスホルモンの増加 → 免疫低下 → 肌荒れ
ストレスホルモンが増えると、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少します。
そして、エストロゲンが減ると、コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸などが減り、お肌の保水力が低下します。
結果、お肌は乾燥し、肌荒れしやすい状態になってしまいます。
この辺は、2013年の論文で指摘されています!
女性ホルモンと肌荒れの関係
- ストレス → ストレスホルモンの増加 → エストロゲン分泌が減少 → コラーゲンなどが減少 → 肌の水分量低下 → 肌荒れ
※参考 論文(外部リンク)
ストレスと疲労のバイオマーカー(PDF)
女性ホルモンが皮膚のターンオーバーに及ぼす影響の検討 : 表皮細胞の生成・成熟・剥離過程に及ぼすエストラジオールの効果
ストレスは肌のかゆみも引き起こす!
2018年の研究発表によれば、ストレスは肌荒れだけでなく肌のかゆみも引き起こす事が指摘されています。
ストレスでホルモンバランスが乱れると、ヒスタミンが過剰分泌されます。
大量のヒスタミンは、神経を刺激し、肌のかゆみや赤みを引き起こし、ひどい場合には湿疹や蕁麻疹になる事もあります。
ストレスと肌のかゆみの関係
- ストレス → ヒスタミンの過剰分泌 → 肌のかゆみ
難治性“かゆみ”の発症機構解明と予防・治療法開発の研究基盤構築
ストレスが原因の肌荒れ対策
っとこんな感じで、ストレスがあらゆる面で、肌荒れや肌のかゆみの原因になっている事がお分かり頂けたと思います。ではでは、そんなストレスによる肌荒れやかゆみには、どんな対策が有効なのでしょうか?
じつは、食事や生活習慣によるインナーケアが有効です!
ストレスによる肌荒れの対策
- 食べ物による対策
- 生活習慣による対策
ストレスによる肌荒れに効く食べ物は?
2010年の論文によれば、ビタミンAとビタミンB郡が自律神経を調整し、肌のターンオーバーを整え肌の水分量をアップする!
また、炭水化物と野菜が肌のバリア機能をアップさせるという指摘があります。
さらに、ストレスで大量に発生している、活性酸素にはビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンが有効でしょう。
ストレスによる肌荒れに効く食べ物
- ビタミンA(β-カロテン)
- ビタミンB郡
- ビタミンC
- ビタミンE
- 炭水化物
- 野菜
若年女性の肌状態と栄養素等摂取, 代謝, 自律神経活動の関連
ストレスによる肌荒れに効く生活習慣は?
ではでは、最後にストレスによる肌荒れに効く生活習慣はどんな感じなのでしょうか?
2015年の論文によれば、「セロトニン」と「オキシトシン」という2つの「幸せホルモン」を分泌させるのがポイントなんだそうです。
具体的な方法としては、こんな感じ!
ストレスによる肌荒れに効く生活習慣
- 早起きして朝日を浴びる
- 腹式呼吸(深呼吸)する
- リズム運動をする
- トリプトファンとビタミンB6を多く摂る
- 腸内環境を整える
- 良い油を摂る
- スキンシップをとる
- アロマオイルを使う
- 人と触れ合う
関連リンク
※参考 論文(外部リンク)
スキンシップと団欒はオキシトシンを介してストレスを解消させる:会長講演,第39回生命情報科学シンポジウム
まとめ
さてさて、少し長くなったので、この辺でまとめますね!- ストレスで肌荒れになるのはなぜ?
自律神経が乱れて肌荒れになる
ホルモンバランスが崩れて肌荒れになる - ストレスと肌のかゆみの関係って?
ストレスでヒスタミンが分泌されて、かゆみが出る - ストレスによる肌荒れに効く食べ物は?
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンB郡
ビタミンC
ビタミンE
炭水化物
野菜 - ストレスによる肌荒れに効く生活習慣は?
早起きして朝日を浴びる
腹式呼吸(深呼吸)する
リズム運動をする
トリプトファンとビタミンB6を多く摂る
腸内環境を整える
良い油を摂る
スキンシップをとる
アロマオイルを使う
人と触れ合う
食事や生活習慣による対策は?なんてお話をしてきました。
なお、肌荒れを改善するスキンケアについては、こちらです!
ぜひ読んでみてください!
敏感肌を改善する13の対策法とは?
鼻にツンと来る体臭や汗の臭いには、じつは重曹風呂がおすすめっ! その効果や入浴法、そして使う重曹の量ってどれくらい?
動画での解説
なお、ここまでの内容を、動画でも解説しています。知識をしっかり整理したい!なんて方は、ぜひご覧ください!
- この記事を書いた人 スキンケアアドバイザー 日暮芳久(ヨシ)
- 1999年バリ島に渡り、美容グッズや化粧品販売・貿易会社を設立。その後2009年、日本にて化粧品販売会社『ピュアノーブル』を設立、オーガニック化粧品ブランド『マザーウッドシリーズ』を立ち上げ現在にいたる。
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