白砂糖が体に悪いって本当?嘘?よくない理由7つと科学的根拠
今回は、白砂糖が体に悪いって本当?それとも嘘なんてお話!

甘い物については、よくニキビや肌荒れとの関係についてご質問を頂きます。

その中でもとくに多いのが、じつは白砂糖についてなんです。

「白砂糖が体に悪いって、本当ですか?」

「肌も体にもよくないって、聞いたのですが…。」

「上白糖で老化するとか老けるとか、さすがに嘘ですよね?」

…そんな感じでしょうか?

確かにテレビや雑誌などでは、体に悪いとか、キレやすくなったりうつ症状を招いたりして危険だとか。

逆に、白砂糖が体に悪いというのは嘘!科学的根拠がない!なんて報道もあったりして。

「結局本当なの?嘘なの?ドッチ?」なーんて。

こちら、ズバリ結論から言ってしまいますと、じつは本当!

白砂糖は、体や肌にあまりよくない事が、様々な研究でハッキリ分かっています。

「えっ?どんな風によくないの?」

今回はそんなお話です!

肌美先生肌美先生

5分ほどで簡単に読み終わると思います。
ぜひ最後までおつき合いください!


そもそも白砂糖とは?白い砂糖と茶色い砂糖の違いは?

そもそも白砂糖とは?白い砂糖と茶色い砂糖の違いは?
さてさてまずは、白砂糖ってどんな食べ物?なんてお話から。

砂糖は、簡単に言うと、主にサトウキビなどの汁を搾って、水分を飛ばした食品!

これを精製・精白せずに商品化したのが、茶色い砂糖いわゆる黒糖ですね?

この段階では、砂糖としての純度が低く、ミネラル・ビタミン・酵素など、いわゆる不純物がたくさん含まれています。

ここから、遠心分離、精製、精白などなど、十段階以上もの過程を経て、純度99%以上もの白砂糖が出来上がります。

ではでは、この純度の高~い糖分が体の中に入って行くと、実際どうなるのでしょうか?

白砂糖が体や肌に悪いと言われる7つの理由!科学的根拠は?

白砂糖が体や肌に悪いと言われる7つの理由!科学的根拠は?
じつは、白砂糖のこの純度の高さが、体の中で様々なトラブルを起こしてしまうんです!

これが、白砂糖が体や肌に悪いと言われる理由!

このトラブル、ザックリ分けると7つあります。

白砂糖が体や肌に悪いと言われる7つの理由
  1. 胃腸の働きが弱まる
  2. 体内のビタミン、ミネラル、酵素が欠乏する
  3. 腸内環境が悪化する
  4. 肌のコンディションが悪化する
  5. 肌が酸化して老化の原因になる
  6. 肌が糖化して老化の原因になる
  7. 免疫が下がる
科学的根拠もあわせて、それぞれ見ていきましょう!

胃腸の働きが弱まる

白砂糖のように純度の高い糖分を摂取すると、血糖値が急激に跳ね上がります。

驚いた体は、インシュリンを大量に出して血糖値を下げようとします。

同時に、これ以上血糖値が上がるのを防ぐため、胃腸の働きを止めて消化するのをやめてしまいます。

つまり、純度の高い糖分を体に入れると、胃腸の働きが止まったり弱まったりするという事ですね。

しかもコレ、角砂糖1/5程度のわずかな量でも、止まってしまうそうなんです。

1949年の論文によれば、胃腸の浸透圧と同じ濃度(5.4%)以上の糖液15ccの糖が胃に入ると、3分~10分ほど胃腸の動きが弱まるという報告があります。

※参考 論文(外部リンク)
糖攝取時の胃の運動「糖反射」に就いて

体内のビタミン、ミネラル、酵素が欠乏する

体内のビタミン、ミネラル、酵素が欠乏する
白砂糖の問題は、消化しにくいだけではありません!

じつは、白砂糖を消化するために体内のビタミン、ミネラル、酵素などを大量に消費ししてしまうんです!

消化しにくいのは、黒砂糖などでも同じなのですが、白砂糖の問題は、消化に必要なはずのミネラル・ビタミン・酵素を精製過程で全部失ってしまっている事。

つまり、白砂糖は、食べれば食べるだけ、体内からビタミン、ミネラル、酵素を奪い取ってしまうという訳です。

とくに、ビタミンB1・B2、カルシウムの欠乏が激しく、これらの栄養素が不足すると、神経や精神状態が不安定になり、キレやすくなったりうつ症状に悩まされるんだとか。

酵素の効果で肌きれい!美肌効果は本当?肌荒れに良いの?

※参考(外部リンク)
白砂糖の害 | ゆいクリニック 院長コラム

腸内環境が悪化する

さらに、白砂糖は胃腸の働きを弱らせる上に、消化しにくい訳ですから、大量のビタミン、ミネラル、酵素などを使っても、まだ消化しきれずに胃腸に留まります。

この消化しきれないショ糖が、じつはピロリ菌などの悪玉菌の格好のエサになります。

そして、普段は胃酸で抑えられてるいるはずの悪玉菌が大増殖!

腸内環境が、悪化してしまいます。

※参考 論文(外部リンク)
A high-sugar diet rapidly enhances susceptibility to colitis via depletion of luminal short-chain fatty acids in mice

肌のコンディションが悪化して肌荒れの原因になる

肌のコンディションが悪化して肌荒れの原因になる
胃腸の働きが弱くなり、悪玉菌が増殖して腸内環境が最悪になっている!

そして、体中のビタミン、ミネラル、酵素が不足する。。。

そんな状態の時、肌のコンディションが良いはずないですよね?

こうして白砂糖は、ニキビや吹き出物などの肌荒れや、ターンオーバーの乱れを引き起こす原因になります。

甘い物を食べると、肌の調子が悪くなるって、こういう事だったんですね?

肌が酸化して老化の原因になる

そしてさらに、悪玉菌だらけになった胃腸の中では、白血球が必死で悪玉菌と戦っています。

この時に、白血球が悪玉菌を殺すために使う武器が、有名な活性酸素!

この活性酸素は、悪玉菌を殺す武器にもなるのですが、じつは、肌や体にも同時にダメージを与えてしまいます。

コレが酸化ダメージといって、しみやシワなどの老化の原因になります。

肌が糖化して老ける原因になる

肌が糖化して老化の原因になる
さらに老化の原因になるのは、酸化ダメージだけではありません!

2015年の論文などによると、体内の余分な糖分が糖化を引き起こし、肌を老化させる事が指摘されています。

余分な糖分と体の中のタンパク質が反応することで、肌は弾力やハリを失い、シワやたるみの原因になります。

さらに、透明感を失い、黄ぐすみの原因になることが分かっています。

コレって、完全に老けてしまうってことですよね?

砂糖断ちで白砂糖をやめたら、シミが減って肌の透明感がアップした!とか。

若返って顔つきが変わる!なんて言われるのは、こんな理由があったんですね。

※参考 論文(外部リンク)
アンチエイジングにおける糖化ケアの重要性

免疫が下がる

そして、コレが白砂糖が体に悪い!と言われる一番のキメテになりそうですが…

1973年の論文によれば、砂糖などの単糖類を摂ると、最大5時間免疫が低下するという報告があります。

免疫が下がってしまったら、体にも肌にも様々な問題が起こってしまいますよね?

※参考 論文(外部リンク)
Role of sugars in human neutrophilic phagocytosis

白砂糖の上手な摂り方

白砂糖の上手な摂り方
こんな感じで見てくると、白砂糖などの純度の高い砂糖は体に悪い!なんて言われるのも納得ですよね?

もちろん、白砂糖が全面的によくない!なんて話じゃないんですよ。

食べる時に、こういうデータを知っておくのと、知らないのとでは、食べ方が変わって来ますよね?

「甘い物は好きだけど、セーブしながら食べよう!」とか。

「今日は体調良いから、多めに食べても大丈夫かな?」とか。

「今日は、肌のコンディション悪いからやめておこう!」なーんて。

こんな感じで、賢くスイーツを楽しんで頂ければと思います!

ちなみに!

「白砂糖の代わりになるものって、何かないの?」なんて方は、コチラ!

白砂糖の代わりになる「代替糖ベスト3」

※参考文献
「砂糖」をやめれば10歳若返る!(白澤卓二:著)
「血糖値スパイク」が心の不調を引き起こす(溝口徹:著)
アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!(溝口徹:著)



調味料と美肌の関係



動画での解説

なお、ここまでの内容を、動画でも解説しています。

知識をしっかり整理したい!なんて方は、ぜひご覧ください!



この記事を書いた人 スキンケアアドバイザー 日暮芳久(ヨシ)
スキンケアアドバイザー ヨシ
1999年バリ島に渡り、美容グッズや化粧品販売・貿易会社を設立。その後2009年、日本にて化粧品販売会社『ピュアノーブル』を設立、オーガニック化粧品ブランド『マザーウッドシリーズ』を立ち上げ現在にいたる。

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