今回のテーマは、体にいい塩と悪い塩とは?
天然塩の見分け方や体にいい塩の選び方について、お話します!
塩といえば、普段スーパーで市販の物を何気なく選んでいる方も多いのではないでしょうか?
あとは、こだわって選んでる!なんて方も、とりあえず美味しければ良いか?なーんて。
でも、じつは!
塩には、体や肌にいい塩と悪い塩があるんです。
この記事では、そんな塩の種類や安全な塩の選び方について、簡単にまとめてみました。
3分ほどで簡単に読めるかと思いますので、どうぞ最後までおつきあいください!
肌美先生
ではでは!
まずは、体にいい塩と悪い塩ってどう違うの?なんてお話から。
体にいい塩と悪い塩とは?
人間の体には、常に一定のミネラルバランスが必要です。
ミネラルバランスが崩れると、細胞や筋肉、神経系などの機能が狂ってしまいます。
例えば、カリウムが不足すると、足がつったり、脱水症状や熱中症などの急性症状を引き起こす場合があります。
また、ナトリウム過剰になると、血圧が上がったり腎臓に負担がかかったり、長期的には健康を害し病気の原因になるケースもあるようです。
体にいい塩とは、体のミネラルバランスを整えてくれる塩のこと!
そして逆に、体に悪い塩とは、体のミネラルバランスを崩してしまう塩のこと!
育子ちゃん@勉強中
なるほど!
塩は味付けの他にも、ミネラルバランスを整える役割があるってことね?
体にいい塩の理想のミネラルバランスとは?
ではでは、人間の体にとって無理のない理想のミネラルバランスって、いったいどんな比率なんでしょうか?
じつは、これ海水とソックリな比率なんです。
人間の体液も赤ちゃんが育つ羊水も、海水のミネラルバランスほぼそのまま!
つまり、海水を煮詰めた天然の塩を適度に摂っていれば、ミネラルバランスはピッタリ!
とくに、サプリなどでバランスを調節する必要もない!という訳ですね。
塩の役割と減塩の理由
さてさてこんな感じで、塩には『料理の味付け』以外にも、『体のミネラルバランスを調節する』という大切な役割がある事が分かりました!
ところで、そんな大切な塩なのに、減塩ブームとやらで『塩抜き』が推奨されるのはなぜなんでしょうか?
じつは、日本の食卓に一番多く出回っている塩は、ミネラルバランスが壊れた精製塩(塩化ナトリウム99%以上)だからなんです。
つまり、ミネラルバランスが崩れた塩を多く摂ると、体の機能が狂うから減らせ!という事なんですね?
逆に、ミネラルバランスの比率が良い塩であれば、減塩する必要はない事が最新の研究で分かって来ています。
日本の塩は本物じゃなく、偽物の塩が多い!なんて言われるのは、この辺に理由がありそうですね?
※参考文献
長生きできて、料理もおいしい!すごい塩(白澤卓二:著)
「減塩」が病気をつくる!(石原結實:著)
塩の種類や製法とミネラルバランス
ではでは、ミネラルバランスの良い塩って、どんな塩なんでしょう?
塩にはザックリ分けて、以下3つの種類があります。
塩の3つの種類
- 精製塩
- 再生塩
- 天然塩(自然塩)
精製塩
精製塩は海水をイオン交換膜で濃縮し、ほぼ純粋な塩化ナトリウムを抽出したもの。ミネラルや微量元素などは全て取り除かれた塩です。
再生塩
精製塩や海外などの天然塩に、ミネラルを加えてバランスを整えたもの。精製塩に比べれば、ある程度ミネラルバランスが整った塩になります。
天然塩(自然塩)
海水を天日や平釜で煮詰めたもの、海のミネラルバランスがそのまま残った塩です。(岩塩も天然塩に入りますが、物によってはミネラルの含有量が少ない物もあります)
本物の天然塩と精製塩の見分け方
ではではつぎに、本物の天然塩と再生塩、そして精製塩の見分け方について!
塩は原材料や工程などの表示が、義務付けられています!
スーパーなどで市販されている物でも、3つの塩は簡単に見分ける事が出来ます。
まずは精製塩!
工程に『イオン膜』、裏ラベルのどこかに『塩化ナトリウム99%以上』と書いてあれば、精製塩です。
精製塩 | |
---|---|
原材料名 | 海水 |
工程 | イオン膜、立釜、乾燥 |
その他 | 塩化ナトリウム99%以上 |
次に再生塩!
原材料名に、『外国の天日塩と日本の海水』など、混ぜて作った事を表示。
海塩で『溶解』という表示があれば、再生塩です。
再生塩 | |
---|---|
原材料名 | 天日塩(95%メキシコやオーストラリアなど)、海水(5%日本) |
工程 | 溶解、平釜(立釜) |
最後に天然塩!
工程に『天日』の表示があれば、天然塩です。
天然塩(自然塩) | |
---|---|
原材料名 | 海水 |
工程 | 天日、平釜 |
体にいい塩の選び方
ではでは最後に、いい塩の選び方について!
こんな感じで見てくると、当然体にいい塩は、『天然塩(自然塩)』という感じになりますよね?
ただし!
日本で一般的に売られているのは、ほとんどが『精製塩』と『再生塩』です。
『天然塩』は希少ですので、価格もそれなりに張って来るかと思います。
お財布に余裕がある時は、『天然塩』をチョイス!
ちょっと厳しい時は、ミネラルの多い『再生塩』を!
そんな感じで、お財布と相談しながら、上手にいい塩を選びたいものですよね?
動画での解説
なお、ここまでのさらに詳しい内容をご紹介した動画もご用意しています。もっと詳しく知りたい!なんて方は、ぜひご覧ください!
ちなみに!
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- この記事の監修 スキンケアアドバイザー 日暮芳久(ヨシ)
- 1999年バリ島に渡り、美容グッズや化粧品販売・貿易会社を設立。その後2009年、日本にて化粧品販売会社『ピュアノーブル』を設立、オーガニック化粧品ブランド『マザーウッドシリーズ』を立ち上げ現在にいたる。
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