今回のテーマは、人工甘味料のデメリットについて!
「なぜ体に悪いの?」
「危険とか言うけど嘘?本当?」
「人工甘味料はどんな種類があるの?」
なんてお話です!
以前に、白砂糖があまり体に良くない!という記事を投稿したところ…
「人工甘味料も、あまり良くないって聞いたんですけど。」なんてお問い合わせを頂きました。
そこで、今回は人工甘味料の危険性やデメリットについて簡単にまとめました!
肌美先生
4分ほどですぐに読めるかと思います。
ぜひ最後までおつき合いください!
人工甘味料が体に悪いとか危険とか本当?それとも嘘?
ではではまずは、人工甘味料が体に悪いとか危険とか本当?それとも嘘?なんてお話から!
じつは、これスバリ本当なんです!
2022年の論文によれば、人工甘味料が食後の血糖値を下げにくくし、糖尿病、心血管疾患、腎臓病などのリスクを高める!という指摘があります。
これだけでも「体に悪い」とか「危険」とか言われるの、十分うなずけますよね?
人工甘味料が体に悪いなんて嘘とかデマ!なんて情報も流れているようですが、惑わされないようにしたいですね。
さらに!
人工甘味料にはこの他にもまだ、いくつかのデメリットがあります!
※参考 論文(外部リンク)
Personalized microbiome-driven effects of non-nutritive sweeteners on human glucose tolerance
人工甘味料のデメリット!なぜ体に悪い?
人工甘味料のおもな危険性やデメリットは、次の4つです!
人工甘味料の危険性やデメリット
- 発がん性のリスク(アスパルテーム・アセスルファムK)
- 腸内細菌のバランスを崩す
- 太る原因になる
- アレルギーの原因になる
- 依存症の危険がある
発がん性のリスク(アスパルテーム・アセスルファムK)
人工甘味料のデメリットの1つ目は、発がん性物質の可能性があること!2022年の最新の論文によれば、一般的に使われている人工甘味料がガンのリスクを高める!ということが分かっています。
研究の中で、特にガンのリスクを高める人工甘味料は、アスパルテームとアセスルファムKだったそうです。
さらに2023年には、WHOがアスパルテームの発がん性の可能性を指摘しています!
※参考 論文(外部リンク)
Artificial sweeteners and cancer risk: Results from the NutriNet-Sante population-based cohort study
WHO 人工甘味料のアスパルテームに発がん性 WHO指摘|日本経済新聞
腸内細菌のバランスを崩す(サッカリン・スクラロース・アスパルテーム)
人工甘味料のデメリットの2つ目は、腸内細菌のバランスを崩してしまうこと!2014年のマウスを使った実験では、サッカリンとスクラロース、アスパルテームが腸内細菌叢を荒らしてしまうことが分かっています。
腸内環境は、消化吸収はもちろん、免疫やホルモンバランスなどにも、影響を与えますよね?
もちろん、肌の調子も腸内環境と直結しています!
美肌の面から考えても、これはかなり大きなデメリットですよね?
関連リンク
Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota
太る原因になる
そして、人工甘味料は腸内細菌を荒らすだけでなく、太る原因になってしまうようです。2017年の論文では、マウスの実験に続いて、人間の実験でも、人工甘味料が腸内細菌を変えてしまう事が指摘されています。
人工甘味料で腸内細菌が変わると、満腹感を感じにくくなり、血糖値が安定しなくなります。
つまり、過食気味になるうえに、太りやすい体質に変わってしまう訳ですね。
そしてその結果、肥満やメタボに…。
人工甘味料って、ダイエットや肥満対策のために開発されたアイテムなのですが。
コレって、ちょっと皮肉な結果ですよね?(汗)
※参考 論文(外部リンク)
The Association Between Artificial Sweeteners and Obesity
アレルギーの原因になる
そしてこれは肌にも直接関わることですが、人工甘味料がアレルギーの原因になる事も分かっています!
2017年の論文では、サッカリンと食品添加物が混ざると、アレルギーを引き起こす事が指摘されています。
今の生活だと、どんなに気をつけても、食品添加物を避けるのって難しいですよね?
そうなると、食べ合わせではないですが、アレルギーを避けるためにも、この辺の知識を頭の片隅に置いておきたいところですね。
※参考 論文(外部リンク)
Artificial sweeteners and mixture of food additives cause to break oral tolerance and induce food allergy in murine oral tolerance model for food allergy
依存症の危険がある(サッカリン)
さらに、人工甘味料の強烈な甘さが神経系に作用して、依存症を引き起こしてしまう可能性もあるようです。2007年にフランスでおこなわれたラットを使った実験では、人工甘味料のサッカリンがコカイン以上に中毒性が高いことが指摘されています。
サッカリンの組成というよりも、甘さが中毒を引き起こしているので、ほかの人工甘味料も同様の危険性がある!
というちょっと怖い結果に…。
ではでは、人工甘味料にどうしてこんなにも多くのデメリットがあるのでしょうか?
どうやら、カロリーゼロ!というあたりにデメリットがありそうなんです。
※参考(外部リンク)
Intense Sweetness Surpasses Cocaine Reward(論文)
人工甘味料、甘く見ると砂糖より怖い?|日本経済新聞
人工甘味料などカロリーゼロの甘味料が危険な理由
ではではつぎに、人工甘味料がカロリーゼロの理由は?
カロリーゼロの甘味料が危険な訳は?なんてことについて!
人工甘味料が、甘いのにカロリーがほぼゼロという仕組みは、大きく分けると次の2つのパターンがあります。
人工甘味料がカロリーゼロの理由
- 体の中で分解・吸収できないので、カロリーがゼロ!
- 砂糖の数百倍の甘みがあり、微量の使用で済むので、カロリーがほぼゼロ!
分解出来ないような物、体に入れて大丈夫なの?とか。
砂糖の数百倍の甘さを感じることで、味覚とか神経とか混乱しないの?とか。
そういう話になって来そうですね?
人工甘味料の種類一覧
ではでは最後に、人工甘味料の種類について少しだけ!
厚生労働省に、食品添加物として認可されている人工甘味料としては、6種類があります。
それぞれの名前と甘さは、こんな感じ!
人工甘味料の種類と甘さ
- ネオテーム(砂糖の約1万倍の甘さ)
- スクラロース(砂糖の約600倍)
- サッカリン(砂糖の約500倍)
- アスパルテーム(砂糖の約200倍)
- アセスルファムK(砂糖の約200倍)
- アドバンテーム(砂糖の約30,000倍)
まとめ
さてさて、この辺でまとめます!
人工甘味料を摂取すると、糖尿病や癌、不眠症やうつ病、肝臓や腎臓障害、認知症や知能低下などの副作用を引き起こすのでは?という過激な意見は、とりあえず横に置いておくとして。
少なくとも、人工甘味料でも普通に太るし、血糖値が上がりやすい体質になりダイエットにも良くないし、何より腸内細菌を荒らしてしまう可能性がある。
危険性はさておくとしても、肌や体や心にも、あまり良い影響が無いのでは?という感じでしょうか?
やっぱり、甘い物は、注意深く摂った方が良いという事ですね!
ちなみに!
人工甘味料や白砂糖の代わりには、どんな物が良いのか?
その辺の詳細は、下記からどうぞー!
白砂糖の代わりになる「代替糖ベスト3」
亜麻仁油の効能&効果を、お肌を中心にまとめてみました!
動画での解説
なお、ここまでの内容を、動画でも解説しています。知識をしっかり整理したい!なんて方は、ぜひご覧ください!
- この記事の監修 スキンケアアドバイザー 日暮芳久(ヨシ)
- 1999年バリ島に渡り、美容グッズや化粧品販売・貿易会社を設立。その後2009年、日本にて化粧品販売会社『ピュアノーブル』を設立、オーガニック化粧品ブランド『マザーウッドシリーズ』を立ち上げ現在にいたる。
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